医療・医薬情報のデータは日々蓄積されるものです。データベース化によって副作用情報などを効率よく収集する仕組み作りや、医薬品の更なる有効活用が期待されています。

データベース化とシステム開発

データベースとは、文字通り情報(データ)が蓄積された集合体であり、検索や分析によって利用することを目的に、一定のルールに基づいて情報を蓄積します。データベースを管理するためには、まずシステムの構築が必要です。現代では当たり前となったコンピュータシステムは、もはや特別な存在ではなく、多くの人が日常的にデータベースを活用しています。

インターネットで何かを探すのに、検索エンジンは欠かせないものとなりました。データベース化をシステム開発と捉えると、まずは利用者の目的・操作快適性に沿ったシステム構築が重要となります。また、データベース化の目的を考え明確にすることで、利用者が使いやすいデータベースが作成できるのです。具体的な目的があれば、簡易データベースを作成する際の基準にもなるでしょう。

医療のデータベース化が重要に

ここ数年の大規模なデータベースの登場により、医療技術だけでなく、考え方までも変わりつつあります。臨床試験に数億円かけるよりも、既存のデータを活用したほうが情報精度・費用対効果が高いという見方が広まっているのです。医療におけるデータベース化の重要性は、さらに増す可能性が高いといえます。

しかしながら、医学分野ならではの課題もあります。医療で活用されるデータの多くは、カルテや論文など構造化が難しいものも多く、当然ながら情報量も膨大です。また医薬情報のデータ作成には、文献情報を正確に読み取るための医学・薬学の知識、英語文献を理解するための語学力、専門的な内容を分かりやすく表現できる日本語力、システム構築に関する情報学など、様々な知識やノウハウが必要となります。業務に追われて作成する時間が確保できない場合は、プロに依頼するのが適切であるといえます。

当社では、クライアント様独自の方針や基準に則って医療・医薬情報をデータベース化し、システムの構築をサポート致します。長年の経験で培ったノウハウを活かし、質の高いデータを作成することが可能です。医薬品情報製品情報のデータベース化を検討されている方は、お気軽にご相談ください。