研究者たちの間では密接なコミュニティーが形成されています。
そのコミュニティーの輪に入るための人脈作りにおいて学会発表は貴重な機会です。

学会発表は人脈作りの第一歩

学会発表の場には、自らの研究と同様もしくは関わっている研究者の方や同じ専門領域の方々が多く訪れます。
このような多くの研究者の方とディスカッションできる貴重な機会は逃したくないですね。
論理構成が適切な資料作成と、伝わりやすい統計解析や構成で研究結果を提示することは聞き手の興味を呼び、ディスカッションにつながりやすいという点で重要です。
学会発表で人脈作りに成功すると、新しい観点からの意見がもらえる、協同研究者との出会いに繋がるといったメリットもありますね。

聞き手とのコミュニケーション

学会発表で重要なポイントのひとつは聞き手とのコミュニケーション力であろうと思われます。
学会発表で多くの研究者とコミュニケーションを取るためには、聞き手の集中力が途切れないようなプレゼンテーションが求められます。
口演にしてもポスターにしても単調にならず、メリハリがあり、起承転結が明瞭な研究発表が理想です。
時々用いられる"Take home message"などは聞き手の印象に残るという点ではコミュニケーション的にはわかり易い手法です。
口演内容が興味深く、魅力的であれば別の機会に演者として招聘されることも増えて、よりいっそう自分の研究発表を紹介できる機会を増やすことにもつながります。
一方、口演と比較して、質疑応答やディスカッションなどのコミュニケーションを深める機会が生じやすいことはポスター発表のメリットかもしれません。

わかり易く・説明しやすい構成

口演であってもポスター発表であっても、聞き手に意図が伝わるためには、説明しやすい構成とすることも重要です。
研究はその中身が重要であることは当然ですが、学会は発表の場であるので、相互のディスカッションを意義あるものにするためには、わかり易い説明が必要です。
この点ではスライドやポスターの作成は細部にこだわるよりも、全体の構成と説明しやすさを優先して作成することが良いと思われます。

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